廃棄Lib(リチュウムイオンバッテリー)の再生充電器の開発と安価な蓄電池の販売
電気自動車の動力源だったLibを再利用するために、再活性化充電装置を開発して、小型蓄電池(2KW、48V)に組替えた電源装置を開発する。
製作された小型蓄電池は、オフグリッド蓄電池の機能を持たせ、全て5年契約のメンテナンス付きリース(点検、交換が適宜可能な商品)として主に一般家庭用に貸し出す。
電気自動車が本格的に市販され、10年を経過した。
新型車両への乗り換えや廃車により廃棄されるLibが出てきた。
今後、次世代モビリティや次世代移動サービス「CASE」の導入により電気自動車に搭載されていたLibが大量に廃棄されてくることが予測される。
しかし、現状Libは、既存の鉛バッテリーの様に確立されたリサイクル方法がない。
溶融高温処理などで溶かされ金属を分離されることとなるが廃棄には大変なコストとエネルギーを要する。
また、廃棄コストがかかることから廃電池が無管理に放置され有害物の発生や、発火の危険も懸念される。
電気自動車に搭載されている蓄電池は、電気容量が非常に大きく(日産の電気自動車リーフの場合初期タイプで24KW、現在車両で62KWを搭載する)。
自動車の動力源としては過不足となっても蓄電池としては非常に高い能力を有することから、組み替えて小型の蓄電池(48V、2KW未満)として利用するには一般家庭の太陽光発電(5kw未満)の蓄電池として必要十分な能力を有する。
太陽光発電の固定買取(FIT)を終え自家消費するために定置式蓄電池として、持ち運べる移動電源として新たな価値を見出すことができる。
以上により環境面からも廃蓄電池の絶対的廃棄量を回避することが可能となり、蓄電池を延命再生利用できる様にすることで、経済的にも安価な電源設備を提供することを目的とする。
未だ他に類のないリチュウムイオンバッテリーの延命再生を行える技術を開発する。廃棄Libを利用することで原材料コストが格段の安価な商品を製作提供できる。
開発した蓄電装置本体は、全てユーザーへの貸し出しとしする。これにより、バッテリーの耐用・保証年数に関係なく、品質の保持、メンテナンスが提供側で可能となる。専門知識を持たないユーザーにやわずらわしさの無い安心感と機器の信頼性を継続的に提供できる。